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Thursday, February 21, 2008

トラクサス REVO用新パーツ / New Hop-Ups for REVO


こんなパーツが出てるなんて全然知りませんでした。純正品だけあって格好いいです。価格はマウントが1o$。白および黒のウイングが14$。カーボン調のウイングが20$。マウント内のクロスブレイスが5$。

REVO Wing Mount and Wing, I didn't know that at all. Prices are: Part #5411 Revo wing mount (includes hardware, wing mount, wing brace, and instructions), suggested retail price $ 10.00. Part #5412 Revo wing (white (black #5446), includes decal sheet), suggested retail price $ 14.00. Part #5446G Revo Exo-Carbon wing (Exo-Carbon finish, includes decal sheet), suggested retail price $ 20.00. And part #5413 Center wing mount cross-brace (includes wing washers)
Suggested retail price $ 5.00.




で、こちらはスタビライザーです。2種類の太さのスタビが付いてます。純正のリアバンパーは使えません。また、リアウイングマウントの使用が必須です。価格は30$です。

Revo Performance Sway Bar Kit, including thick and thin sway bars. According to Traxxas announcement, it can not be used with stock rear bumper mount setup. Must be used with rear wing mount #5411. The sway Bar Kit for Revo & Revo 3.3 #5498 is priced $ 30.00




Tuesday, February 19, 2008

エンジン慣らしについての考察 #2 / Examination of Nitro Engine Break-in #2

前回の続きです。
アメリカのRC情報サイト "Starting Grid" に掲載されていた、RCレーサーのステファン・ベスによる、エンジン慣らしの日本語訳です。


もしあなたがエンジン慣らしの際に、未だに『最低1タンクはアイドリング』を行っているのなら、あなたは "古典的慣らし方法" を行っていると言えるだろう。しかし、その方法はエンジンの扱いに長けた上級者達 - Top Engine Guys: ロン・パリス、デニス・リッチー、ロディー・ローム、マイケル・サルバン等 - が推奨する慣らし方法ではない。

具体的には、初めてエンジンを始動する時から車体を地面に置き、駐車場等で2~3分間のインターバル走行を行う。ニードルセッティングは "わずかに開く" のみとし、晴天日でヘッドの温度が93度付近になるよう走行する。2~3分間走行した後は毎回エンジンを止め、ピストンの位置が下死点にある事を確認して、エンジンの冷却を確実に行う。その後、再度エンジンを始動し、2~3分間走行する。このサイクルを、合計走行時間が15分程度となるまで行う。

このサイクル終了後、走行時間を3~4分間に延ばして同様のインターバルで走行する。エンジン回転数も上がり始めるが、エンジンヘッド温度の上昇(93度付近)を恐れてはいけない。するべき事は、エンジン部品に正しい "ヒート・サイクリング" を与える事であり、開きすぎたニードル設定に起因する熱不足から生じる過度のストレスを与えることではない。この方法で合計20~25分走行させる。これでエンジンはレース調整用に用意され、エンジン慣らしは完了となる。

この方法は、いわゆる "古典的慣らし方法" と言われる、アイドリング状態でスターターボックスに置く方法とは対極に位置する。しかし、一度この方法でエンジン慣らしを完了すると、そのOSエンジン(注: 原文ではOSとなってました。)の上死点におけるピストンとスリーブの当たり具合は驚くほどきついが、しかし止まらない。加えて "古典的慣らし方法" よりもエンジン圧縮がより長く持ちこたえる結果に驚く事になるだろう。

エンジン始動後、最初の5タンクを "ニードル出荷時設定" で走行する事。それはエンジンに多大なストレスを及ぼす事になる。何故なら、過去に私が保有したOSエンジンのニードル出荷時設定は開きすぎているからである。結果、スリーブは熱膨張する事無く、エンジンを始動すればピストンは上死点における、スリーブとの擦れ合い箇所で毎回激しく衝突し、そして - 驚くべき事では無いが - 最もエンジンストレスが掛かるコンロッドのクランクピン近傍にクラックが発生する事になる。私は、6~8台程の壊れたOSエンジンの話を聞いたが、それは常に最初の1ガロン(3.9リッター)で発生している。そして、ほぼ毎回 "古典的慣らし方法" にてエンジン慣らしを行っている。何故それが起きるのかは別に不可解な事ではない。

エンジン慣らしとは、実際にはエンジンにストレスを与え、エンジン圧縮を摩耗させる事と言える。私が書いたエンジン慣らし方法は一見おかしいと感じるかもしれない。しかし、一度試してみると、エンジンパフォーマンスとその耐久性の大きな違いに気付くだろう。

思い切ってこのエンジン慣らし方法をやってみて、あなたが更なるエンジンパワーと耐久性を手に入れる事を望む。


本人も述べるように "OS式" とは全く違う方法ですね。従来ではやってはいけないと言われている手法(ニードル閉めすぎ、いきなり走行、すぐさまエンジン温度90度以上などなど。)で慣らしをしています。この方法の要点は、開きすぎたニードルはエンジン温度の上昇を妨げ、ピストンとスリーブの擦り合わせが上手く行かないので、ピストンスリーブが開くまで正しい入熱を行い実走行による慣らしを行う事、と言えるかと思います。いきなり走行させるのも、静止状態では走行風による正しい冷却が得られないからでしょう。

話を実車のエンジンに変えますが、以前私が保有していたR33 GT-R (RB26DETT) は、あるトラブルでピストン、コンロッド、クランクシャフトからブロックまですべて交換したのですが、その際HKSの制御コンピュータ F-CON V proに変更しました。エンジンチューンは金色の車で有名な千葉の某店でした。エンジンが出来上がって、まず、最初に言われたのは『1000kmを回転数3000以内に抑えて慣らしを行い、当りがついたところでオイル交換後F-CONの最終調整を行います。』という事。また、慣らし時には混合気をワザと濃くしてエンジンに過度な負担が掛からないようにしているとも言われました。実際に慣らしの最中で、エンジンを止める際にアクセルを吹かして、回転数が落ちる時にエンジンを止めるという行為をサボった時にはプラグが被ってしまい、クランクを空回ししてガス抜きをしないとエンジンが始動しない事が多々ありました。もちろん、4スト・ピストンリング式のエンジンを積む実車の話をラジコン用エンジンに当てはめるつもりもないのですが、実車例として。

どのエンジン慣らしが一番良いのか、という結論は出せませんが、ホビー用エンジンは実車とは違いますし、どちらかと言えば私は一流レーサーも認めるステファン・ベス推奨の方法が好みです。つまり、ピストンスリーブが開くまでエンジン温度を上げて、ピストンとの擦り合わせを行い、走行する事により実負荷をかけ冷却も得る。開き過ぎたニードルはエンジン温度の上昇を妨げピストンスリーブが開かず、その結果、各部品に過大な負荷を掛け最悪の場合破損の恐れもある・・・。

ロディー・ロームも認めるこの方法ですが、ロディーはRBの創始者なので若干というかかなり矛盾がありますね・・・。しかし、まぁ論理がすっきりしていて解り易いですし、特に問題があるとも思えません。ちょうど、新品OS 21VZ-B V-Specがありますので、(値段が高いだけに・・・)怖い気もしますが、この方法を試してみてまた報告します。

Friday, February 15, 2008

エンジン慣らしについての考察 #1 / Examination of Nitro Engine Break-in #1

ラジコン用エンジンのエンジン慣らしについて少し考えてみました。それこそ星の数ほど方法があると思いますが、僕や僕の友達のパターンでいうと、良く分からないので、火を入れたその時からとにかくぶっ飛ばす。最初はゆっくり走っているが、我慢できずにアクセル全開にする。アクセル全開でもスピードが出ないような甘いニードルで30タンクくらい走り、満を持してニードルを絞り込む。マニュアル通りにきちんとする。自分の場合、トラクサスのレボが最初のナイトロバギーでしたから、付属のDVDにあった、エンジン馴らしの仕方を見てそのまま行い、その後買ったエンジンについては、似たような感じで行いました。実際、シビアな結果を求めない限りどれでも似たような感じだと思います。勿論、一流のプロ選手ともなるとエンジン慣らしの結果如何でレース結果に影響を及ぼすほどなのかもしれませんが・・・。今回は各エンジンメーカーが推奨する慣らし方法や有名選手の推奨する方法を見比べて、どれが良いのかを考察してみたいと思います。

私が所有するエンジンはOS、EB モディファイド(OS)、RB PRODUCTS、PICCO (OFNA)で、いずれも基本的には説明書通りに行いました。唯一、RBについては一通り終わってもまだ硬い感じがしました。ここで各社の21クラスエンジンの説明書からエンジン慣らしの方法を抜粋してみます。



OSエンジン (.21クラス)
ニードル: 基準値より甘い
始動時: 低速中速を繰り返してエンジンを暖気
実走行: 1タンクごとに1/12ニードルを閉める。この手順で2リットル走行してエンジン慣らし完了。

OSの説明書はそれほど詳しくはありませんね。



トラクサス (.16クラス)

ニードル: 出荷時ニードル位置。マフラーから青い煙が見えない場合は1/4開け、ストップしてしまう場合は1/4閉める。
始動時: 21度(70F)以上の温度環境下で行う事を推奨。

タンク1:

- ボディー不要
- アクセル開度1/4。できる限りスムースに開ける。
- アクセル開度が1/4に達するまで2秒間走行。その後停止。これを燃料が無くなる直前まで繰り返す。 (なんと、秒の数え方まで書いています。『one thousand one, one thousand two, and then stop』。つまり、『ワンサウザンド ワン、ワンサウザンド ツー・・・・・』という風に数えるとちょうど良いらしいです。)
- 走行後は15分のエンジン冷却。

タンク2:
- ボディー要 (以降同様)
- アクセル開度1/2。できる限りスムースに開ける。
- 走行時間は2秒間。その後停止。これを繰り返す。
- 走行後は15分のエンジン冷却

タンク3:
- アクセル開度1/2。できる限りスムースに開ける。
- 走行時間は3秒間。その後停止。これを繰り返す。
- 走行後の冷却不要 (以降同様)
- エンジンに当たりが付く頃。アイドリング回転数を必要により調整する。

タンク4:
- アクセル開度全開。できる限りスムースに開ける。
- 走行時間は3秒間。その後停止。これを繰り返す。

タンク5:
- アクセル開度全開。できる限りスムースに開ける。
- 走行時間は3秒間。その後全開を保持したまま2秒間走行。その後停止。これを繰り返す。
- エアーフィルターを交換して、エンジン慣らし完了。

説明書も非常に詳しくDVDも付属しています。初めてエンジン慣らしを行う人にとっても、どのくらいのスピードが適正なのか映像を見てイメージを掴むことができるので、エンジンラジコンの敷居を下げていると言っても良いくらいです。トラクサスの慣らしは、エンジン回転数を加速 (Acceleration) させながら上げていくところにポイントがあるとDVDで言っています。慣らしの成果か否か非力ながらも高回転までよく回るエンジンです。


RB Products (.21クラス)

ニードル: 出荷時ニードル位置。

手順1:
- アイドリングで125cc以上走行。
- アイドリング回転数が高い場合は1/4開け、ストップしてしまう場合は1/4閉める。
- 走行後、エンジン冷却。ピストンの停止位置が上死点になってないか確認。

手順2:
- ニードル基準値より1/2開ける。
- 高い回転数は避ける。燃料が多すぎて、エンジンが吹けない (アクセル全開でも回転数が上がらない)、且つ止まらない状況となるよう、ニードルを調整。
- アクセル全開での走行が長くならないように注意。
- この状況で最低375cc以上走行。

手順3:
- ニードルを閉め始める。但し、最高回転数は上がるが4ストロークエンジンのようなエンジン音で、且つマフラーからの煙は多い状況となるようにする。
- アクセル全開での走行が長くならないように注意。
- この状況で最低375cc以上走行。

手順4:
- ニードルを更に閉め、エンジンのパフォーマンスの80%程度となるよう調整。
- 回転数は上がるが、マフラーからの煙はまだ多い状況とする。
- この状況で最低375cc以上走行。

手順5:
- ニードルを更に閉め、エンジンのパフォーマンスの90~95%程度となるよう調整。
- エンジンのオーバーヒートに注意。もし、過度に熱い場合はエンジンを止めニードルを1/4開ける

注意:
エンジン慣らしの最中は、安定したアイドリングと燃料が吹くくらいの十分なマフラーからの煙がある事を常に確認する。

RBの説明書は詳しいのですが具体的な数値などが少なく、OS同様初めての人は少々厳しいものがあります。しかし、RBエンジン自体が初心者に向けたエンジンではないので、それはそれで問題無いのでしょう。



3社3様のエンジン慣らし方法でが、ほぼ共通しているのは、ニードルは甘め、マフラーからの煙は多め、すぐにアクセル全開にしない。回転数は低めから徐々に高く・・・、と言ったあたりでしょうか。記事が長くなりました。次回は、これとは全く正反対のエンジン慣らし方法を書きたいと思います。

Tuesday, February 12, 2008

KTC, Kyoto Tool


家で使う道工具はKTCを愛用しています。スナップオンやマックツール等の舶来工具ももちろん良いのですが値段も高いし、なにより国産が好きなのでKTCを使ってます。KTCの中でもネプロスシリーズなどになるとホームセンターで安売りしている工具とは値段が違いますが、ドライバーひとつ使ってみても、その値段にみあった品質の良さが分かります。

I've been using tools made by KTC, who is a Japanese tool maker. foreign tool brands, i.e. Snap-on, Mac tools etc, are nice one but a bit expensive in Japan, and I like to use Japan made stuffs. Nepros series (The highest class tools in KTC) is also expensive rather than others but I know well about its value with high quality.



そのKTCより昨年限定50セットで発売された「ネプロス マルチドライブツールセット」(NTX9165MD)です。キャビネはローラーキャビネット「EKX-108」の特別色ソリッドブラックモデル。入組点数はネプロスツールセットの中で最も多い165点。限定品ゆえのシリアルナンバー付き。価格は標準小売価格749,000円。

KTC released the limited tool set "Nepros Multi Drive tool Set (NTX9165MD)" in the last year. 165 tools, a black coloured roller cabinet "EKX-108", and a plate with a serial number, because of the limited model, are included in the tool suite. A price is JPY 749,000 (USD 7,000).


Friday, February 8, 2008

Loctite 222 & 641

ねじ止め剤、ゆるみ止めといえばロックタイト。使わない人は何のことかさっぱりでしょうけど、ねじを緩みにくくする効果があります。私の場合はラジコン製作・整備によく使用します。特にプロラインの23mmナットにしてから、走行中に外れやすくなったので、ホイールのロックにも使ってます。ラジコン製作・整備などに使う場合は取り外しも比較的容易な低強度のロックタイト222で十分です。ちなみに高強度のロックタイト、例えば262や272などを使用すると、締めたネジが外れなくなります。ガスバーナーで煙が出るまであぶれば緩むかもしれませんが。なので、ロックタイトを模型で使用する場合は品番をよく確認しなければなりません。

Loctite, a brand name has become a synonym for “thread locking”. I have been using Loctite for model cars making / maintenance, particularly using for Proline 23mm wheel lock nuts. For model constructing purpose, I believe Loctite 222 is good enough. If Loctite Threadlockers permanent strength type, i.e. #262 or 272, is applied to lock a screw, the screw is never removed, it may be removed if the screw is heated by a gas burner… Need to confirm Threadlockers # before apply it.



こちらは、はめ合い用の641です。ベアリングの固定などに使用します。ちなみにロックタイトは樹脂を侵す性質があります。なので、私の場合は金属部分にしか使用していません。

#641 is for retaining a bearing for example. Locktite will attack synthetic resins. I therefore use Locktite for metal screw or parts locking / retaining only.

Saturday, February 2, 2008

超音波カッター / Ultrasonic Cutter

ラジコンのボディーの切断が苦手です。下部の直線部やタイヤハウスの部分はまだしも、燃料タンク部分の丸い穴などリーマーサイズより大きい部分などは、リーマーで穴あけしてから、ハサミで切っていたので切断面がギザギザでした。しかし、そんな部分に使える便利なカッターがあるようです。超音波カッターです。以前からボディーのプラスチックの切断面をなぞるように切れるカッターが欲しいと思っていたのですが、ちょうどRC WORLD誌で紹介されてました。下は切断の動画です。こんなに切れるならラジコンのボディーなんてすぐ切れちゃいます。

I hate model car body shell cutting because I cannot make a big hole prettily, i.e. a hole for nitro refueling and for engine cooling. Of course I have a reamer to make a small hole, but for making a big hole, I did with a scissors and its result is awful. For cutting a good shape round hole smoothly, but not limited to, an ultrasonic cutter is available. I didn't know that but I saw it on RC WORLD which is a Japanese radio car magazine. The movie below is shown cutting a CD with case, you will be surprised...